住宅ローン控除入門その2



日本銀行特別融資とは?

日本銀行特別融資とは?

日本銀行特別融資は、「日銀特融」と略して用いられます。

この日本銀行特別融資というのは、日本銀行が取引先金融機関に対して、通常業務として行う貸出とは異なり、天災・恐慌・戦争など非常事態に対処して、救済融資のような特別の目的をもって行う融資のことをいいます。

実際の日本銀行特別融資の実施は?

日本銀行特別融資は、過去、次のような場合に行われました。

■1923年の関東大震災
■1927年の金融恐慌
■1965年5月の株価暴落の際に、日本銀行法25条に基づいて、山一証券・大井証券に対して特別融資が実施されました。
■1997年11月に、北海道拓殖銀行・山一証券・コ陽シティ銀行の経営破綻(業務停止・廃業)の際に実施されました。

関連トピック
日本銀行法とは?

日本銀行法というのは、1942年に「日本銀行条例」に代わり、日本の中央銀行の根拠法規として公布された法律のことです。

日本銀行法の改正

過去、日本銀行法は、1949年6月の日本銀行政策委員会の設置、1957年5月の準備預金制度の権限に関する改正など、数回の改正が行われました。

その後、バブル経済の崩壊、その後の金融機関の不良債権の発生などにより失われた金融行政への信頼回復の一環として、全面改正がなされ、1998年4月から施行されています。


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