マンションの管理規約とは?
マンションの管理規約というのは、いわゆるそのマンションのルールブックのようなもので、区分所有者や権利・義務が明記されています。
分譲段階では不動産会社が「管理規約(案)」を作成していますから、これを見せてもらい、もし気になる点があれば質問しておいたり、コピーをもらってチェックしておくとよいでしょう。
管理規約は法律の条文のような体裁をとっているので、非常にとっつきにくい印象を受けますが、これは、一般に国土交通省の「マンション標準管理規約、使用細則」を手直ししたものが使用されているからです。
なので、この標準管理規約と手直しされたものを比べると、管理会社にとって有利な項目が追加されていたり、重要な項目が削除されていたりと、色々とおかしなところが発見できるかもしれません。
なお、同時に「長期修繕計画表」も見せてもらうようにしたいところです。
「マンション標準管理規約、使用細則」はどこで手に入れられますか?
標準管理規約については、国土交通省のホームページからダウンロードできます。
また、解説などがついた書籍については書店でも手に入れることができます。
管理規約で確認する事項は?
管理規約では、次のようなことを確認します。
■一部の人に有利なルールはないか
■売れ残った住戸や空き住戸の管理費や修繕積立金は誰が負担するのか
■リフォームや騒音、ペットなどのトラブルになりがちな点について、細かく取り決めがあるかどうか
マンションの管理と資産価値
マンションの管理は、資産価値を保つためにとても重要です。
というのも、管理がおろそかになっているマンションは、年月とともに荒れていきますし、その結果、住民のモラルも低下していく可能性があるからです。
そうなると、マンションの価値は急激に低下していくことになります。 |