不動産広告などで「建築条件付き土地」という文言を見かけることがありますが、これは、一定の建物のプランがついた土地を購入するというものです。

建売住宅の場合はすでに建設された住宅を売るのに対して、建築条件付きの場合は、まだ建物ができていない段階で売るものといえます。

こういう特徴があるので、建売住宅に対して「売建（うりたて）住宅」とも呼ばれます。

また、土地の売買契約後3か月以内にプランの合意ができなかった場合は、すべての契約を白紙に戻す特約（停止条件）を結んでおくのが一般的です。

建築条件付き土地を買う方法の入居までのプロセスは次のようになります。

■土地を探す
　　　 ↓
■土地の売買契約を締結
　　　 ↓
■建物プランを検討
　　　 ↓
■指定工務店などと工事の請負契約を締結
　　　 ↓
■建築・工事
　　　 ↓
■竣工・引き渡し

建築条件付き土地を買う方法のメリット・デメリットは次のようなものです。

■メリット
・建売住宅よりも、設計などの自由度が高いです。
・用意されたプランのなかから気に入ったものを選べます。

■デメリット
・設計などの自由度が高いといっても、一定範囲内での選択となります。
・完成した住宅を見ないで契約を結ぶという不安があります。

「建売青田売り」というのは、「建築条件付き土地」と似ていますが、これは建売住宅を建てる前に、図面の段階で販売するというものです。

通常は、設計の変更などはできません。