住宅ローン控除入門その2



つみたてくんの利用者は?

「つみたてくん」とはどのような住宅ローンですか?

「つみたてくん」とは、6か月ごとに住宅金融公庫の発行する住宅債券を購入していくものです。

「つみたてくん」の融資限度額は、住宅の床面積、物件の種類・所在地などによって違いますが、以下のような年収による制限もあります。

■年収800万円以下 ⇒ 物件価格の80%以内
■年収800万円超 ⇒ 物件価格の50%以内

また、以下の人の場合は「つみたてくん」の加算も利用可能です。といっても、債権加算の目安は、実際上は積立総額の3倍程度までとなっていて、上限は以下の金額となっています。

■「3年積立コース」の積立てが終了している人で、終了後5年以内 ⇒ 最高600万円
■「5年積立コース」で7回以上積立てが済んでいる人 ⇒ 最高1,320万円

住宅金融公庫廃止後、「つみたてくん」の利用者はどうなるのですか?

住宅金融公庫は2007年4月に廃止になったので、それ以降は公庫での住宅ローンに関する業務も原則廃止となっていますが、郵便局の住宅積立貯金やこの「つみたてくん」を積み立てている人については、公庫が廃止された現在でも経過措置融資として利用できるようになっています。

「つみたてくん」は、2005年度以降の新規募集が停止されていますが、それ以前に積み立てをしていた方については現在も利用可能です。

公庫融資のメリットは?

フラット35よりも公庫融資の方が金利が高いのが欠点です。

しかしながら、公庫融資での金利は、申込時点のものが適用されるので、たとえば新築マンションを購入し入居が数ヶ月以上先になるようなケースでは、金利が上昇局面にあるときには有利になるといえます。

これが、もしフラット35だったら金利は融資実行時点のものが適用されるので、このような場合には金利上昇によってダメージを受けることになります。


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